2013年3月9日土曜日

【流し見映画感想】Death Tubeって映画観ましたよ

僕のよくいく漫画喫茶では、映画の配信サイトと契約していて(こんなサイト)、
漫画読みながら映画の流し見なんてことをよくやっています。

そこで、ちばあきおさんのキャプテンを読みながら見た映画がDeath Tube。
ゴミ映画なんだろうなあと思いながらも見てみたら、意外と見どころのある部分もあったので、
少し感想を書いてみたいと思います。


殺人動画サイト Death Tube

『お姉チャンバラ THE MOVIE』の福田陽平が贈るシチュエーションスリラー。殺人動画サイト「デスチューブ」を見た井上悟は、ある日その「デスチューブ」の部屋に監禁されてしまう。そこに謎の管理人・ポン吉が現れ、恐怖の殺人ゲームが開始される。




内容的にはよくある理不尽巻き込まれ系統の映画ですね。
もちろんお約束のゲーム失敗者に対する処刑シーンも用意されていますが、
最初のクビチョンパ、ドリルで穴開け以外は、毒殺であったり、
それほど見ていて痛みを感じるようなものではありませんでした。
(僕がこれはグロイい!と思ったシーンも、他レビューサイトではショボイだの散々叩かれていますので、あまりグロに対する期待はしない方がいいかもしれません。)

で、僕が見どころあるかもと思ったのはこの部分。
death tubeというyoutubeを意識した名前で、サイトのスタイルもそんな感じなのですが、
ニコニコ動画のような、コメント機能がついています。



これが中々いい味出していますね。
画像は命のかかったクイズの答えを視聴者に聞いているシーンなのですが、
視聴者は完全他人事~みたいな感じで、茶化して笑っています。

一応、視聴者は本物か偽物かわからないが、大体は偽物と思っているという設定(多分)なので、
こんなサイトあったら、こういうコメントする奴いそうだなあという妙なリアリティがあり、
これが与える他人事感、腹立たしさ、絶望感は、かなりのものだと思います。

惜しかったのは、一応このゲームに参加させられるのはdeath tubeを見ていた人間で、
こういう茶化したコメントしている側の人間が、引きずり落とされたという形なんですが、
わりと人当たりのいい人たちがそろっていて、そんな感じが全くないという点です。
理不尽さを強調したかったんでしょうけど、
どうせなら書き込んで笑ってるような人を何人かゲーム参加者にした方が、
他人事で見ていた連中の当事者への引きずり落としによる恐怖をもっと表現できたんじゃないかと思います。

基本的にはB級映画直球ど真ん中って感じで、
物凄い中だるみもあり、面白いかどうかと言われるとつまらない作品ですが、
まあ流し見するくらいにはちょうどいいんじゃないでしょうか。



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